マチ付きブッククラッチの作り方
セレブの間でもオシャレアイテムとして注目度が高いブッククラッチ。みなさん知っていますか?一見すると本のようだけど、実は中にいろいろと物を入れることができるブッククラッチは、セレブリティーパーティーやファッション界などで注目されています。
さて前回、前々回と本を使ったDIYを紹介しましたが、今回はその本を使って作るブッククラッチの作り方を紹介します。
前回の記事:厚みのある本で作る「ブックセーフ」の作り方
前々回の記事:お気に入りの布を使ったカバーブック
必要なもの
- 厚みのある本
- Matte Mod Podge※
- 生地
- 針と糸
- 留め金
- ワックスペーパー
- 木製のかき混ぜ棒(アイスの棒のようなもの)
- 木工用ボンド
- エポキシ接着剤(ここではJ-Bウェルド
を使用)
※Matte Mod Podge(モッドポッジ/マット)はアメリカで売られている接着剤です。代用品として木工用ボンドを薄めたものを使用すると良いと思います。
ホームメイドのモッドポッジの作り方はこちら⇒ ホームメイド”MOD PODGE”(つや消し/光沢仕上げ)の作り方
ノート:選ぶ本は中にものが入るのに十分な大きさである必要があります。例えば、携帯電話や鍵、口紅など。
作り方
1:本に布をカバーします。厚みのある本で作る「ブックセーフ」の作り方
2:本の中を繰り抜きます。お気に入りの布を使ったカバーブック
注意:糊付けは後で行うので、まだページを接着しないでください。
3:本の表紙の裏部分に合うように布をカットし、モッドポッジを使って接着します。これを両サイド行います。
4:次に、モッドポッジを使ってページを接着する準備をします。
ページを3つのセクションに分け、ページ同士がくっつかないように、それぞれワックスペーパーを挟みます。真ん中のセクションが、本のクラッチが開く場所です。
両端は、それぞれ約10ページほど残してワックスペーパーを挟みます。両側にあるページは、後で布を挿入する際に縫うことができるように自由にしておく必要があります。
5:ワックスペーパーの間の、両側に紙がある2つの中間のセクションのページの側面に沿って、モッドポッジで薄く塗っていきます。本の内側の端も同様に行うようにしてください。あなたは完全にページをくっつけるために、何度か薄塗りが必要になるでしょう。
乾燥させる際に、思い本などを上に乗せておきます。乾燥させたら、それぞれの側の外側10ページには糊付けされてなく、真ん中も開くようになっていなければなりません。
このようになります。
5:針を使って、外側のページを突きます。これは布を挿入する際に縫う場所です。
6:挿入するための布のパターンを作るため、あなたの好みの広さにできるだけ広く開いて、基本的な図形を写します。そして両側に数インチ余分に追加する必要があります。下部は、本の内側の穴の幅よりも長い4分の1インチ(約6mm)でなければなりません。
7:パターンを描いたら、その下に形状を反転させる必要があります。
(注:ここではそれが本の大きさに合うよう確認するために、最初にペーパータオルの上に自分のパターンを練習し、布をカットするためのテンプレートとしてこのパターンを使用しました。)
8:布をカットした状態です。(2枚必要です。)それらを半分に折ります。
9:裏表にして、端を縫います。
10:表面にし、本を開けた際に内布がキレイに見えるように、真ん中にアイロンで折り目をつけます。
11:次に、以前に打ち抜いたページの穴に挿入して縫います。内布の狭い部分が本の背に近い部分になるようにします。布の折り目がポイントになります。
12:本の両面へ内布を縫い付けた後、以前の残しておいたページの残りの部分をモッドポッジで一緒に接着します。その後、本の表紙にも同じことを行います。中央の開口部分が接着されてしまうのを防ぐためにワックスペーパーを使用してください。
13:最後に、フロントに留め具を接着します。留め金は、本の端から突き出たようになるように、まず”雛段”を作り木工用ボンドで留めました。(ヒント:ここでは家庭にあった木製のかき混ぜ棒(アイスの棒みたいなもの)をカットして段上げ用に使っています。)それからこの雛段に、エポキシ接着剤で留め具を留めました。
この手順で、開口部を接着しないように十分注意してください。ワックスペーパーはこれが起こらないように役に立ちます。
完成です。
これらのポイントは、やはり厚めの本を使用することです。
古本屋などで物色すれば、厚くてしっかりした本が格安で手に入れられますよ。
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インスピレーション用
こちらは実際セレブ達が持っていたブッククラッチです。
インスピレーションの参考にどうぞ。
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